生産管理の現場で学びを得て
デザインの仕事につなげたい
商品部⽣産課は、販売計画に基づいた⽣産計画を⽴て、より良い製品が完成するよう⽣産・供給を⾏う部署です。受け継がれてきた各種ノウハウをともに品質やコストの管理を⾏い、社内外・国内外を問わず⽣産ラインを確保・管理しています。
私は什器デザイナーに憧れて、京屋に⼊社しました。⼊社からまだ約1年で、現在は福岡の商品センターで⾃社のマネキンや構造や素材仕上げなどを勉強しています。具体的には、⾃社製品開発・⽣産、海外取引先とのやりとりの補助や品質管理など。⼯場の技術レベルや素材の特性によってちょっとした問題が⽣じるケースがあって、什器デザイナーとなった際にはここでの学びをいかしたいと考えています。
台湾や中国の⼯場とやりとりする機会も多く、両国との橋渡し役としても期待されています。
人を喜ばせることこそ
デザイナーとしての役割
私がデザイナーを⽬指したのは、⼈を喜ばせたいからです。作品を作って名声を得るのではなく、役⽴ててもらいたい。うれしい気持ちになってもらいたい。そこに、私は幸せを感じます。
この想いを実現するには、⼈の⼼を知らなければなりません。特に検品作業で気付かされたのが、製品製造に妥協は許されないこと。当然ですが、少しでも不備があればご納得いただけません。まず⾃分が真摯な姿勢で仕事に取り組むことが、相⼿の⼼に通じるきっかけになるんだとわかりました。
専門知識だけでなく
文化や慣習への理解も深まった
この1年、⼤きく成⻑できたのではないかと感じています。マネキンや什器に対する専⾨知識や、業務遂⾏に関わる経験がかなり深まりました。いま振り返ると、以前はお店に⾏っても商品を⾒るばかりで、その他は全然⽬に⼊っていなかったのだなと実感します。
また、⽇本社会に対する理解も深まりました。特にビジネスの世界では⾔葉の違いだけでなく、相⼿の⽂化や慣習への理解・尊重が⽋かせません。たとえば台湾ならはっきり断るところも、⽇本では婉曲な表現で断りの意思を伝える場合があるからです。
それもこれも、京屋では平等にチャンスを与える環境があるからだと思います。
不安な気持ちも先輩たちの
手ほどきですぐに払拭した
実は、⼊社前はすごく不安だったんですが、まったくの思い過ごしでした。みな親切で優しく、仕事も⽇本の慣習もわからないことは丁寧に教えてもらいました。これからも勉強は必要ですが、不安な気持ちは⼀切なくなりました。
ただ、品質を向上するための厳しさは別。クライアントに満⾜のいく製品を送り届けられるよう、製品⼀つひとつしっかりチェックしています。
⼥性にとっても、京屋はとても働きやすい職場だと思います。⼥性ということで働きにくさを感じたり、チャンスをもらえなかったりすることはありません。
WORKS
- 商品に合った素材を選定する
- 台湾でのカンファレンス